こんにちは!
ライダーのツクヤです。
物価の高騰が止まりませんね。
今回はそんな中でもリッタークラス、もしくはリッターオーバーのバイクに乗りたい方向けに安価に購入できる大型バイクを集めてみました!
注意!
今回はあくまでも安価に購入できる、という観点からバイクを選んでいます。
車両によっては修理に金額がかかる、部品が出ない、等のバイクも含んでいますのでご了承ください。
中古で安価に購入できるリッターバイクはある?
結論から言いますと、安価に購入できる大型バイクはあります。
ただし、リッターバイクの場合は元が高価な場合が多いだけに、安くで購入できるのは古めの車体や不人気なバイクが中心となってしまいます。
また、最近のトレンドとも異なる大きくて重いバイクが多いのも特徴です。
最近の大型バイクはリッタークラスでもかなり軽量ですからね~
その中でも気に入ったバイク、気に入った個体があれば是非入手してみてくださいね。
それではご紹介します!
①今は亡き国産Vツインネイキッド!ホンダ VTR1000F Firestorm

まずはこちらのバイク、VTR1000F(Fire storm)です!
日本では1997年から2003年まで販売されており、欧州でも2007年まで販売されていました。
1番の特徴はもう国産車では珍しくなってしまったVツインエンジンを積んでいること。
998㏄のVツインエンジンの鼓動感とハーフカウルを纏ったスリムな車体は現行のバイクにはない味わいがあります。
価格は前期型(1997年仕様)で30万円から、後期型(2001年仕様)で40万円からとかなりお安いです。
ツーリングに使うなら燃料タンク容量が大きく(前期型16L、後期型18L)、ハンドルの高さと垂れ角がツーリング向けになった後期型がおススメです。
ホンダ製、しかも20年以上前のバイクということもあり、既に欠品している部品もあります(サスペンションやスイングアーム、カウル類の外装等)。
ご相談パーツというやつですね。
幸いにしてそれほどマイナーなバイクではないので、外装等はヤフオク等でも入手可能です。
Vツインエンジンを積んだバイクに興味のある方、車体はお安いので試しに購入してみるのはいかがでしょうか?
②キャブ車最速記録のバイク!ホンダ CBR1100XX スーパーブラックバード

次に紹介するのは同じくホンダのCBR1100XXスーパーブラックバードです!
1996年から2008年まで生産されていたこちらのバイク、当時世界最速記録を保持していたカワサキのZZR1100の記録を抜き、世界最速のバイクと呼ばれていました。
大きく分けると1996年~1998年の初期型、1999年~2008年の後期型があり、2001年~2003年は国内仕様も設定されていました。
初期型はキャブ車最速のバイクとして知られ、CBR1100XXの後に記録を更新したZX-12Rや隼がインジェクションを採用していたことから、現在でもキャブレター車での最速記録となっています。
ただ最速だけを追求したバイクではなく、乗りやすさやツーリングユースでの使い勝手、ワインディングでの性能等のトータルバランスを考えて設計されたオートバイとなっており、ツーリングに使っても楽しめるオートバイとなっています。
中古車価格は前期型、後期型とも30万円からとなっています。
古いバイクですので車両状態によってかなり金額に差が出るようです。
電装系の部品が既に廃盤になっており入手困難との情報もありますので、特にインジェクション車は注意が必要かもしれません。
重量級の車体ではありますが、見た目とは裏腹に乗りやすいとの口コミも多いバイクです。
興味がある方は検討してみても良いかもしれません。
③世界最速の系譜!カワサキZZR1100/Ninja ZX-11

次に紹介するのはカワサキの名車、ZZR1100/ZX-11です!
カワサキのネイキッドバイクはかなり値段が高騰しており、お世辞にもお安く購入できるバイクとは言い難いですが、こちらのZZR1100はお手軽な金額で購入できます。
元世界最速のバイクということもあり、速度に注目されがちですが、キツすぎないポジションや荷物の積みやすい幅広なシート、充実した荷掛けフック等ツーリングにもピッタリな1台です。
1990年発売、1993年にマイナーチェンジし2003年まで生産されていました。
逆輸入車のみで国内仕様はありません。
年式はかなり古い個体が多いですが、販売台数が多いので出回っている部品等も多くあります。
また、人気バイクでもあったので社外品で選べるカスタムパーツが多いのも魅力で、まだ乗っている方も多いのでメンテナンス面でも不人気なバイクより恵まれているかもしれませんね。
中古車価格は30万円程から選ぶことができます。
カスタムが施された車体も多いので、自分好みの1台を見つけてみてくださいね!
④スズキ独自の油冷エンジン搭載ネイキッド!バンディット1200/S

スズキ独自の油冷エンジンを搭載したネイキッドバイクがバンディット1200です!
ツーリングに最適なハーフカウルを備えたバンディット1200Sもあります。
バンディット1200は初代GSX-R750に積まれた油冷エンジンを由来とする1200ccのエンジンを積んだネイキッドバイクで、ビッグネイキッドの中でも特にスポーツ性能の高さが魅力です!
また、美しい冷却フィンが刻まれた油冷エンジンは耐久性の高さにも定評があり、同様のエンジンはGSX1200SSやイナズマ1200等の機種にも搭載されています。
他車種から流用できるカスタムパーツもあり、不人気車種でありながらカスタムパーツは多めです。
どちらかというとハーフカウルのSの方が安い傾向があり、35万円程から購入できます。
丸目のバンディット1200は40万円から販売されているようです。
タンクに独特の「油冷」デカールの貼られた油冷ファイナルエディションというモデルもあり、スズキの油冷の歴史に名を残すバイクと言えるでしょう。
ちなみに、後継機であるバンディット1250は水冷エンジンを積んだバイクになっており、こちらもお安く購入できます。
⑤あの名車も安くで買える!?ヤマハVMAX1200!

最もツーリングに向いていないバイクことVMAXのご紹介です!
安くで購入できるのは1985年から2007年までの間生産された初代VMAXことVMAX1200です。
何といってもその特徴は水冷V4エンジンに搭載されたVブースト機能!
6000回転以上で作動し、大量の混合気をエンジンシリンダー内に取り込むことで暴力的な加速力を実現する機能です。
最大出力は145馬力となっています(カナダ仕様並行輸入車)
また、冒頭で紹介したように、最もツーリングに向いていないバイクとして知られ、Vブースト機能付きV4エンジンの極悪な燃費に対して燃料タンク容量が15Lしかない点、その燃料タンクもシート下にあり、給油口がリアシート下な為いちいち荷物を降ろさないといけない点、エンジン性能に対してヘロヘロなフレームと効きの悪いブレーキ等、このバイクが暴力的な加速を楽しむためだけのバイクであることを物語っています。
それでもその圧倒的加速力やマッシブなフォルムは多くのライダーを魅了し世界中で大人気となりました。
このバイクの成功を受けて、カワサキからはエリミネーター、ホンダからはX4が発売されることとなります。
全世界向けに95000台近くが生産され、国内仕様5000台と比べると遥かに多くの台数が生産されたことや、日本国内仕様の生産時期が短かったこと、国内仕様は特徴であったVブースト機能を搭載しておらず最大馬力も98馬力であった(カスタムすれば出力を上げることはできた)ことなどから、出回っている中古車体は逆輸入車が多いようです。
中古価格はなんと30万円から選べます。
出回っている台数も多く、自分に合った1台を見つける楽しみもありますね。
おススメはブレーキやサスペンションの改良された後期のモデルです。
⑥この名車も意外と安価!ヤマハXJR1300!

ヤマハの空冷ビッグネイキッドXJR1300も意外と安くで購入できるんです。
ただし、安いのは2008年以前のキャブレターモデル。
インジェクション化されたそれ以降のモデルは後継機が出なかったこともあり比較的高値で安定しています。
XJR1300の魅力は空冷ネイキッドとしては最大排気量となるエンジンと、大排気量でありながらヤマハらしいキビキビとしたハンドリングにあります。
もう新車では出ることがないであろう空冷4気筒ネイキッド、今のうちに楽しんでおくのもアリなのではないでしょうか?
中古価格は40万円程から。状態の良い個体はそこそこのプライスが付けられています。
同じデザインでもっと安価なネイキッドをお求め方にはこれの前のモデルであるXJR1200もあります(大分古くなりますが)
⑦ドラッガースタイルが好みならこちらもいかが?ホンダX4!

VMAX発売後にホンダから発売されたドラッガーがX4です。
2000年のマイナーチェンジ後はローダウンタイプであるType LDのみの設定となっています。
元々シートの高さの低いこのバイクにLDが必要なのかは分かりませんが…
1997年から2003年まで販売されていたバイクで、1284ccの直4エンジンを積んだバイクです。
最高出力は100馬力(国内仕様)、最大トルク12.3kgmの出力でトルクで走らせるバイクですね。
こちらはVMAXと違い燃料タンクはシートの前、普通のバイクと同じ位置にあります。
1284cc、約1300㏄のホンダのバイクといえば思い浮かぶのはあのロングセラーバイク、CB1300ですよね。
X4のエンジンはその後CB1300へと積まれることになります。
X4は発売された年こそ国内の大型バイク市場で売り上げ1位になりましたが、同年にCB1300が発表されたことやVMAXに比べて個性が薄かったことなどから短命に終わってしまいました。
中古価格は40万円程からで、マフラー等がカスタムされた車両も多くあります。
間違いなく目を引く1台ですので、気になる方はいかがでしょうか?
まとめ
以上、安くで購入できるリッタークラス&リッターオーバーのバイク7選でした!
古めのバイクばかりになってしまいましたが、どのバイクも個性的なものばかり。
気に入ったバイクがあれば是非手元に迎え入れてみるのはいかがでしょうか?
では!