こんにちは!
ライダーのツクヤです。
今回も保険のお話、第2弾は任意保険についてです!
前回の自賠責保険の話よりも気になる方も多いのでは?
今回はそんな任意保険について解説していきます!
是非最後までご覧くださいね!
任意保険って何?必要なの?
まずは、任意保険って何?というお話ですね。
前回、自賠責保険が法律で加入することを定められた強制保険だということを解説しました。
法律で定められた強制保険に対して、法律では定められていないが加入できる保険ということで任意保険と呼ばれているというところまでは解説したかと思います。
”任意”保険という名前なので、入っても入らなくても良い、というようなニュアンスに受け取ることもできますが…
結論から申し上げると、バイクの場合は必ず加入するようにしましょう!
いや、まぁ四輪もなんですがね…
ここから、自賠責保険だけでなく任意保険が必要な理由を3つ解説していきます。
任意保険が必要な理由①自賠責保険だけだと加害の場合に補償が足りない!
任意保険を語るうえでまず知っておいてほしいのは、自賠責保険の補償範囲です。
自賠責保険の補償範囲は対人事故の賠償損害のみとなっています。
その内容は…
・死亡による損害最高3000万円
・後遺症や障害が残った場合の損害最高4000万円
・傷害による損害最高120万円
となっています。
被害者の年齢や職業等様々な要素によって金額が変動するので、一概には言えませんが、事故を起こしてしまい相手が亡くなった場合や相手に重度の障害が残ってしまった場合等、補償される金額が全く足りないというケースがあります。
こうなってしまっては、一生賠償金を払い続けるために働くことになってしまいます。
また、自賠責保険の目的は被害者の最低限の救済ということから、対人事故しか補償されませんので、物損事故は全く保険金が支払われません。
例えば、信号待ちで停車している車に追突してしまった場合や、運悪く駐輪所で立ちごけしてしまい隣に停めてあったバイクを巻き込んでしまった場合なんかですね。
軽微な損傷であれば現金で修理できるかもしれませんが、必ずしも軽微な損傷とは限りませんよね?
追突した相手が高級車や希少な車だった場合など、想定以上に修理代が高額になるケースもあります。
もしもの時に自分の生活を守るためにも必要という訳ですね。
任意保険が必要な理由②自賠責保険だけだと被害を受けた時や単独事故での補償も足りない!
①と同じような内容ではあるのですが、今回は自分が被害者になってしまった場合ですね。
残念なことに、バイクの場合は加害者になるケースよりも自分が被害者になってしまったり、もしくは自分も怪我を負ってしまったりするケースが多いです。
生身で乗っている以上、事故にあった際の被害が大きくなりがちです。
交通事故で被害者になってしまった場合は基本的には自賠責保険や相手の保険から補償される範囲が大きいのですが、問題は大きな怪我を負ってしまった場合や、相手が無保険だった場合ですね。
補償の範囲が足りずに自分で高額な支払いをすることになったり、その期間仕事ができなくなり収入が足りなくなったりすることも考えられますし、相手からの賠償金の支払いが予定通り来るとは限りませんよね?
また、自賠責保険はその性質上、単独事故は補償されません。
雨天走行中にマンホールでスリップして転倒骨折、入院して手術が必要になった、等単独事故で怪我をしてしまった場合に補償がされないのです。
バイクの場合は思わぬところで単独事故に遭う可能性も高いので、そういった際に困らないようにも任意保険が必要という訳です。

任意保険が必要な理由③怪我や物損以外にも交通事故時や故障時のサポートもしてくれる
これも意外と見逃せないポイントです。
交通事故で怪我をしてしまったときや物を壊してしまったとき以外にも、任意保険に加入していればいろいろなサービスを受けることができます。
例えば、ツーリング中にバイクが故障してしまったときのレッカー。
保険会社にもよりますが、一定距離や無制限でレッカーしてくれる場合や、その後の移動費用を補償してくれる場合もあります。
また、相手との示談交渉や弁護士へ依頼した際の費用補償、バイクに乗っていないときの怪我の補償など、様々なサービスがあります。
任意保険が必要な理由④通勤・通学で乗る方は必須!
これは会社や学校によるのかもしれませんが、バイクで通勤・通学する場合は任意保険への加入が必須と会社や学校で定められている場合があります。
その場合はルールですので、きっちりと加入するようにしましょう。
通勤中は特にほかの車やバイクの多い時間帯ですし、急いでいる人も多く事故が起こりやすい状況ですからね。
私自身が任意保険に加入していて助かった事例
任意保険に加入しましょうね、というお話をしても、実際にどんなケースで任意保険が使えたりするのか実感がないから加入するか悩むという方もおられるかもしれません。
なので、実際に私が任意保険に加入していて助かった事例をご紹介したいと思います。
免許とりたての時に前の車に追突した
まずはこれですね。
当時免許取り立ての私は原付2種のバイクに乗っていました。
片側1車線の幹線道路を走行していたのですが、前方を走る車が、飛び出してきた自転車を避けようとして急停車。
私は回避しきれずに急停車した車の右側のテールランプ部分に追突してしまいました。
しかも事故の原因になった自転車はそのまま逃げて走り去ってしまうという(笑)
結局車のテールランプとバンパーの交換費用をこちらで支払うことになったので、修理費トータル15万円ほど(だったかな?)
就職したばかりでしたし、バイクの購入費用に手持ちのお金をほとんど使った後だったのでそんなお金は手元になく…
ファミリーバイク特約には入っていたので、保険で全額賄うことができました。
車に乗車中に後ろから追突された
次にこれですね。
バイクではないのですが、車で幹線道路を走行中。
信号で停車していたら後ろから追突されました(笑)
幸いにも大きな怪我にはならなかったのですが、首と腰の痛みでしばらく通院することに。
車もリアバンパーの他、トランクも歪んでしまい交換、バンパーの奥の部分も板金が必要となかなかの大規模修理に。
ここで問題になったのが、相手の方が任意保険に入っていなかったんですよね。
私自身の通院費用は自賠責保険で賄えるとのことでしたので、こちらの保険会社を通じて申請してもらいました。
車の修理費用役50万円、そしてその間2週間分の代車費用は相手の方の完全実費という事でした。
今回は相手の方に誠実に対応いただいたので、修理費用、代車費用ともにきちんと支払われましたが、相手の方にとっては任意保険に入っていなかったばかりに高額な出費をすることになってしまいましたね。
これがもし支払われていなかったら、こちらの車両保険で修理するつもりでした。

任意保険の種類とお得に加入するポイントは?
では、次に任意保険の種類とお得に加入するポイントについて解説していきます!
無駄を減らしてお得に任意保険を活用していきましょう。
任意保険の種類は2種類?
まず、任意保険といってもその販売形態で2種類、「代理店型」と「ダイレクト型」に分かれます。
代理店型は、その名の通り保険代理店が販売する形態の保険で、例えばバイク屋さんの店頭で加入するような任意保険が該当します。
担当者から詳しい説明を受けたり、相談しながら保険内容を決められるのがメリットです。更新なんかも点検や車検の時に一緒に行えば更新忘れがないですね。
デメリットは間に工程を挟んだり、人手が必要なことから価格が少々高額な点、申し込み等の手続は代理店の営業時間内しか行うことのできない点です。
ダイレクト型は加入者が直接インターネットで手続きを行い加入します。人手や輸送、中間コストを省くことができるので、同じ補償内容でも代理店型より安い金額になっていることが多いです。加入や継続の手続が全てインターネットで完結するので、好きな時間に行うことができ、忙しく働いている方なんかにもおススメですね。
デメリットはホームページや手続きのページを、すべて自分で読んで内容を理解しないといけないというところです。補償内容等少々難しい内容ではありますが、そのうち慣れますw
ダイレクト型でしばしば言われる「事故対応が良くない、緊急時の電話がつながらない」という点ですが、ここに関しては私が事故に遭ったときには素早くきちんと対応してくれましたし、電話もすぐに繋がったので会社による、としか言えないですね。
お得に加入するポイントは?
では、少しでもお得に任意保険に加入するポイントをご紹介!

①補償範囲の重複を避ける!
まずはこれですね。
補償範囲の重複を避けること!
主に任意保険に付帯する特約に関してなのですが、家族のうちだれか1人が加入していれば全員に適用できたり、車とバイクを所有している場合など、どちらかにつけていれば十分なものもあります。
弁護士特約や傷害に関する特約なんかが当てはまりますね。
弁護士特約は車やバイクどちらかの保険につけていれば、どちらで事故にあったときにも使うことができますので、両方の保険につけるのは無駄になってしまいます。
ほかの補償内容に関しても良く読んでみると自分の加入している他の保険と重複する部分もあるかもしれませんので、しっかりと確認していくことが大切です。
②運転者を限定する
次にこちらですね。
運転者を限定すること!
任意保険はどこの保険会社も運転者の属性によって料金が大きく変動します。
年齢や運転する人の範囲によっては保険料を節約できる可能性があります。
年齢で言えば、全年齢、21歳以上、26歳以上、30歳以上という順で保険料が安くなっていきます。
また、運転者の範囲は、本人のみ、本人と配偶者、それ以上といったように範囲を広げれば広げるほど保険料は高くなってしまいます。
自分しかバイクに乗らない、というような場合は思い切って運転者を限定してしまうのも手ですね。
③団体保険もアリ
もし、この記事を読んで頂いているあなたが、大企業で働いているような場合、健康保険組合が主導している団体保険で安く加入できる可能性があります。
一般的な代理店型の任意保険と比べて、同じ補償内容でも10~30%ほど安く加入できますし、もしもの時に組合がサポートしてくれるケースもあるので、非常にお得です。
(大企業パワーってすごい)
保険の種類が多くて分かりづらい、車両保険が付けられない?
バイクの任意保険って種類が多いですし、それぞれの補償内容を個別に調べたり、個別に見積もりを出したりするのって面倒ですよね。
保険によって同じような補償内容でも名称が微妙に違ったり、補償内容が微妙に異なったり…
そんな時に一括で見積もりを比較できるのがこちらのバイク保険一括見積りインズウェブです。
こういった比較サイトを使ってみるのもアリなんじゃないでしょうか?
↓バイク保険一括見積り、インズウェブ

バイクの場合、保険によっては車両保険の付帯ができない場合があります。
そんな時に便利なのがZuttoBike車両保険です。
パーツやアクセサリーの補償もされますし、自損事故も補償の対象になるので、バイクで単独事故を起こしてしまってバイクが全損した、なんてケースも補償されます。
補償金額もいろいろと段階を踏んで選択できるので、高価なバイクに乗っている方や初心者の方は検討してみてはいかがでしょうか?
↓ZuttoBike車両保険

まとめ
任意保険は任意といえども、万が一の際に自賠責だけでは補償が足りないケースがほとんどなので、実質必須です!
あまり安いものではないので、いろいろと比較検討しながら、ご自身に合った保険を選んでくださいね!
ではまた!